TOEIC高得点でも英語面接に落ちる理由

目次

1.はじめに

TOEIC900点台なのに!英語の面接通らなかったんです。」というご相談をいただいたことがあります。

「TOEIC高得点なら、英語面接も大丈夫そう!」と思っている方も多いかもしれません。しかし、実際には英語力が高いからといって面接が必ず通るわけではないのです。

これは私の経験ですが、外資転職当時、私が持っていた英語のスキルは学生時代に取得した英検準2級と英語科教員免許のみ、長期の留学経験がなく、帰国子女の方と比べたら英語が堪能とは言えませんでした。しかし、現職の採用試験に合格することができました。

そして、現在はグローバルな人材の採用面接にも携わっています。

今回は、なぜTOEICで高得点を取っても面接で落ちるのか、そして面接を突破するための対策を具体的に解説していきます。

2.面接がうまくいかない原因とは

2-1. 自分の意見がない

日本の面接では謙虚さが重視される傾向がありますが、英語圏の面接では「自分の意見をはっきり伝える」姿勢が求められます。

英語圏の面接では、イノベーションや変革を重視することが多く、自身のスキルや知識をどのように活かし、向上させ、企業やチームの成長に貢献できるかを強調し明確に説明できなければ、企業側から魅力を感じてもらえません。

具体例

英語面接で「What are your strengths?(あなたの強みは何ですか?)」と聞かれた際、日本人はつい「自分の強みを控えめに言おう、当たり障りない内容にしよう」と考えるかもしれません。しかし、ここでのポイントは、自分の強みをしっかり伝えることです。「I have a strong work ethic and am able to adapt to any situation quickly.(私は強い責任感があり、どんな状況にも素早く適応できます)」と伝えることで、自信と具体性を感じさせられます。

英語圏の面接で謙遜したら、その通りに受け取られてしまうので要注意です。

2-2. 論理的に話せない

英語圏の面接では「結論→理由→結論(結果)」の順序で話す「ロジカル・スピーキング」が重視されます。日本語の感覚で話すと、「理由→結論(結果)」になるので、どうしても前置きや説明が長くなりがちです。前置きが長くなる場合がありますが、英語面接では結論から話すことで、面接官にわかりやすく伝わります。

具体例

「Why did you apply for this position?(なぜこのポジションに応募しましたか?)」と聞かれたとき、まず「I believe my skills are a perfect match for this role.(私のスキルはこの役割にぴったりだと考えています)」と結論を述べましょう。その後、「理由」として「I have experience in a similar field and have achieved significant results in my previous role.(同じ分野での経験があり、前職でも大きな成果を上げました)」と述べると、説得力が増します。

2-3. 熱意がない

TOEICの点数は高いけれど「働きたい理由」が明確でなかったり、どうしてここで働きたいのか熱意が伝わらないと、面接官からは「この人は本当に働きたいと思っているのか?」と疑念を抱かれやすいです。自分のバックグラウンドと会社のビジョンを結びつけて語ることで、熱意を示すことができます。

具体例

例えば、IT企業のポジションに応募している場合、「I am passionate about using technology to solve real-world problems, and I believe that your company’s mission aligns perfectly with my own professional goals.(私は技術を使って実世界の課題を解決することに情熱を持っており、御社のビジョンは私の目標と完璧に一致しています)」と伝えると、自分について、企業についてちゃんと調べていることがわかり、熱意が伝わりやすくなります。

2-4. 経験不足

英語圏の採用はジョブ型採用(実力主義)と呼ばれ、基本的に人材が必要になったタイミングで随時募集や選考をしています。そのため、採用してから人材を育てるという発想がなく、即戦力として会社に利益をもたらすことができるのかが重要なポイントになってきます。

そのため、面接官は、「実際に業務に役立つ経験があるかどうか」を見ています。TOEICのスコアが高くても、具体的な実務経験がないと、「この人は実務で活躍できるのか?貢献してくれるのか?」と不安を感じさせることになります。

具体例

「以前の職場でどのような成果を出したか」を具体的に伝えると良いです。例えば「In my previous role, I was responsible for a project that increased productivity by 20%.(前職ではプロジェクトを担当し、生産性を20%向上させました)」など、具体的な成果があれば信頼を高められます。成果は数字を入れて、論理的に説明することで説得力が増します。

2-5. 自信がない

英語面接では「自信」がとても重要です。「自信」がないように見えると、スキルや知識がしっかりあっても魅力的に見せられないことがあります。自信を持って話す人は、面接官に安心感と信頼感を与え、採用後に活躍できるイメージを持たせやすくなります。

特に英語が第二言語である場合、自信を持つのは難しいと感じるかもしれませんが、ここで大切なのは「完璧さ」ではなく「自分の考えをしっかり伝える」姿勢です。

具体例

「自分の英語が間違っているのでは?」「英語の発音が綺麗じゃない。」と心配して話すと、声が小さくなったり、目が泳いでしまったり、途中で言葉が出てこなくなってしまうことがあります。例えば、”I think I am good at adapting, but…well, I am not sure if that makes sense” のように自信がない発言をしてしまうと、面接官も不安を感じてしまいますし、フィラーワード(つなぎ言葉)の多様や I think や I guess、Maybeといった言葉を選ぶことも自信のなさの表れになってしまうので、気を付けましょう。

たとえ文法的に完璧でなくても、発音に自信がなくても、しっかりと「自分の考え」を伝え切る姿勢を持つことで見え方は180度変わります。例えば、”I believe my adaptability is one of my strengths, and it has helped me successfully complete various projects in previous roles.” のように、「私は適応力が強みだと信じており、前職ではその強みを活かして様々なプロジェクトを成功させました」と自信をもって堂々と伝えると、聞き手にもそのエネルギーが伝わります。

3.面接を成功させるためにやるべきこと

ここでは、面接で成功するために必要なポイントをいくつかご紹介します。

3-1. 自分の意見を明確にする

まずは自分の意見をはっきりと持ち、それを説明できるように練習しましょう。自分の強みやスキルが、応募した職場でどのように活かせるかを考えてみましょう。

3-2. ロジカル・スピーキングを身につける

「結論→理由→結論(結果)」の流れで話す練習を行うと、英語面接でもスムーズに答えられます。スマホを面接官に見立てて練習した後に、友人や家族に模擬面接をお願いし、意見をロジカルに話す練習をするとより効果的です。

3-3. 熱意を持って話す

面接では、単に言葉だけでなく、自分の熱意も伝わるように工夫が必要です。応募先の企業について調べ、その企業のビジョンやミッションに共感する点を見つけ、それを面接で強調しましょう。

3-4. 自己分析と志望動機の明確化

自己分析を通して、自分が何を求め、なぜその企業で働きたいのかを明確にしましょう。これにより、志望動機がより具体的で説得力のあるものになります。

まとめ

TOEICで高得点を取っていても、英語面接に通るには「英語力」だけでは足りません。自分の意見を明確に持ち、ロジカルに話す力、そして自分の価値観や目標を企業に合致させることが重要です。これらを意識することで、英語面接の成功率が格段に上がるでしょう。

「自信」の見せ方について、実際に英語初心者でも英語面接を突破しているSaya Englishのサポート生さんたちが実践している方法をまとめているので、ぜひ参考に見てみてください。

初心者でも突破できた!英語面接攻略法

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